記事: 部屋干しを早く乾かす裏ワザ8選!時間短縮の干し方と生乾き臭対策
部屋干しを早く乾かす裏ワザ8選!時間短縮の干し方と生乾き臭対策

雨の日や梅雨時期、花粉の季節など、部屋干しをする機会は意外と多いですよね。でも「なかなか乾かない」「生乾き臭が気になる」と悩んでいませんか?
実は、洗濯前の準備と干し方を工夫するだけで、部屋干しの乾燥時間を短縮できます。
この記事では、家電を使わなくてもできる実践的な方法を中心に、今日から使えるテクニックをお届けします。
【結論】部屋干しを早く乾かす3つの条件
洗濯物が早く乾く条件:
- 温度が高い(25度以上が理想)
- 湿度が低い(50%以下が理想)
- 風通しが良い(空気の流れがある)
この3つが揃えば、部屋干しでも外干しに近い速さで乾くこともあります。
乾燥時間の目安:
- 工夫なし:一般的に8時間から12時間
- 干し方の工夫:5時間から7時間
- 洗濯前の工夫も追加:4時間から6時間
生乾き臭の原因: 5時間以上かかると、雑菌(モラクセラ菌)が増えてイヤな臭いが発生します。
部屋干しのメリット【天候に左右されない・花粉がつかない】
天候に左右されない
急な雨や強風の心配がありません。天気予報を気にせずいつでも洗濯できます。帰宅が遅くなっても、夜に洗濯して干せるため、共働き家庭に便利です。
花粉・黄砂が付着しない
春の花粉、PM2.5、黄砂などから洗濯物を守れます。アレルギーがある人には特におすすめです。紫外線が当たらないため、お気に入りの服も色あせを気にせず干せます。
外干しは留守を知らせるサインになりますが、部屋干しならその心配がありません。女性の一人暮らしでも安心です。
注意点: 乾燥に時間がかかると雑菌が増えて臭いが出ます。また、部屋の湿度が上がるとカビが発生しやすくなるため、この記事で紹介する方法で対策しましょう。
洗濯前にできる3つの裏ワザ【脱水がポイント】
干す前に洗濯機でできる工夫で、乾燥時間を短縮できます。
裏ワザ1:脱水時間を長めに設定
やり方: 通常の脱水が終わったら、追加で2分から3分脱水する
効果: 水分量が減り、30分ほど早く乾きます
注意点: デリケートな素材(ウール、シルク、レーヨン)は避けましょう。縮むことがあります。
どんな服におすすめ:
- 綿のシャツ
- タオル類
- ジーンズ
- ポリエステル混紡
裏ワザ2:乾いたバスタオルと一緒に脱水
やり方: 脱水時に乾いたバスタオルを1枚追加する
効果: タオルが洗濯物の水分を吸収してくれます。早く乾きます。
注意点:
- 洗濯物が少ない時に効果的
- バスタオルも干す必要があるため、洗濯物が多い時は逆効果
- タオルは清潔なものを使う
いつ使う:
- 急いで1枚だけ乾かしたい時
- 洗濯物が3枚から5枚程度の時
裏ワザ3:洗濯物の量を減らす
目安: 洗濯機の容量の7割まで
理由: 詰め込みすぎると、干す時に間隔が狭くなり、風通しが悪くなります。
実践方法:
- 梅雨時期は少量ずつ毎日洗う
- 大物(シーツ、毛布)は単独で洗う
- 厚手と薄手を分けて洗う
効果: 洗濯物同士の間隔が広く取れるため、早く乾きます。
この3つの工夫だけでも効果がありますが、さらに確実に短時間で乾かすなら家電の併用がおすすめです。サーキュレーターや除湿機の詳しい使い方は、【使い方ガイド】部屋干しサーキュレーター完全版:乾燥時間を短縮する配置と設定法で解説しています。
干し方のコツ8選【間隔・場所・向きがポイント】

家電を使わなくても、干し方を工夫するだけで乾燥時間を短縮できます。
コツ1:洗濯後すぐに干す
洗濯機の中に放置すると、湿気と温度で雑菌が増えます。終了のサインが出たら5分以内に干しましょう。
対策:
- タイマー機能を活用して、在宅時に終わるよう設定
- スマホでアラームをセット
コツ2:洗濯物の間隔を広く取る
目安:こぶし1個分(10センチ以上)
間隔が狭いと空気の流れが悪くなります。
干す量が多い時: 2回に分けた方が、結果的に早く乾きます。
コツ3:アーチ干しにする
やり方: 長いもの(タオル、ズボン)を両端に、短いもの(靴下、下着)を真ん中に干す
効果: アーチ状になることで、洗濯物の中に空気の流れができます。
なぜ効果があるのか: 洗濯物の下から上に向かって空気が流れるためです。
コツ4:厚手の服は裏返して干す
対象:
- トレーナー
- パーカー
- ジーンズ
- 厚手のシャツ
理由: 縫い目やポケット部分は乾きにくいため、風を直接当てることで早く乾きます。
追加効果:
- 色あせ防止(紫外線から守る)
- 生地の傷み防止(表面が擦れない)
脱ぐ時から裏返す習慣を: 洗濯前に裏返す手間が省けます。
コツ5:パーカーは逆さまに干す
やり方: ピンチハンガーで裾を挟んで、逆さまに吊るす
効果:
- フード部分が重ならない
- 一番乾きにくいフード内側に風が当たる
- 早く乾く
コツ6:ズボンは筒状に干す
方法1:ハンガー2本使用 ハンガー2本でウエスト部分を挟み、筒状に広げる
方法2:角ハンガー使用 ピンチで裾とウエストを留めて立体的に干す
効果: 中に空気が通り、早く乾きます
コツ7:バスタオルは蛇腹干し
やり方: ピンチハンガーでジグザグに干す(M字型やW字型)
効果:
- 表面積が増える
- 重なりがなくなる
- 早く乾く
コツ8:シワを伸ばしてから干す
やり方: 干す前に両手でパンパンと叩いてシワを伸ばす(10回から20回)
効果:
- シワが少ないと風通しが良くなる
- アイロンの手間が省ける
- 早く乾く
特に重要な衣類:
- シャツ(襟、袖)
- ズボン(膝、腰)
- スカート(裾)
衣類別・乾燥時間の目安
|
衣類 |
工夫なし |
干し方の工夫あり |
短縮時間 |
|
Tシャツ |
約6時間 |
約3時間 |
約3時間 |
|
ジーンズ |
約12時間 |
約7時間 |
約5時間 |
|
バスタオル |
約10時間 |
約5時間 |
約5時間 |
|
パーカー |
約15時間 |
約8時間 |
約7時間 |
|
靴下 |
約4時間 |
約2時間 |
約2時間 |
※室温25度、湿度60%の場合の目安です。環境により変わります。
干し方別・効果の比較
|
干し方 |
乾燥時間(目安) |
効果 |
難易度 |
|
通常干し |
約10時間 |
標準 |
簡単 |
|
アーチ干し |
約8時間 |
高い |
簡単 |
|
裏返し干し |
約7時間 |
高い |
簡単 |
|
蛇腹干し |
約5時間 |
とても高い |
やや難しい |
※バスタオルの場合の目安です。
部屋干しに最適な場所はどこ?おすすめ3か所とNG場所

部屋干しの効果は、干す場所で大きく変わります。
おすすめの場所ランキング
1位:部屋の中心
- 四方から空気が流れる
- 窓際より結露の心配がない
- 風通しが最も良い
設置方法: 物干しスタンドを部屋の中心に置く
2位:浴室・脱衣所
- 生活空間を占領しない
- 来客時も気にならない
- 換気扇が使える
注意点: 入浴直後は避ける(湿度が90%以上になるため)
3位:リビングの換気口近く
- 換気口の近くに干す
- 日当たりが良い場所も多い
注意点: 見た目が気になる場合は、パーテーションで隠す工夫を
NGな場所3つ
- 窓際
- 結露が発生しやすい
- 湿度が高くなる
- 逆に乾きにくくなる
- カーテンレール
- カーテンレールが曲がる
- カーテンにカビが生える
- 洗濯物に窓の結露が移る
- 壁際
- 風通しが悪い
- 壁にカビが生える原因に
- 乾燥時間が長くなる
換気のコツ
対角線上の窓を開ける: 空気の流れができて、湿気が外に逃げます
換気扇を使う: 窓が開けられない時は、換気扇で空気を循環
換気のタイミング:
- 洗濯物を干した直後:10分から15分
- 2時間おき:5分から10分
生乾き臭を防ぐ5つの対策
生乾き臭は、雑菌が増えることが原因です。以下の対策で防げます。
対策1:部屋干し用洗剤を使う
特徴:
- 雑菌を抑える効果が高い
- 抗菌成分配合
- 香りが持続
おすすめ製品:
- エマール(花王)
- アリエール部屋干し用(P&G)
- アタックゼロ(花王)
注意点: 使いすぎると香りがきつくなるので、規定量を守りましょう。
対策2:酸素系漂白剤を併用
効果: 雑菌を抑える効果で、雑菌が増えるのを防ぎます
使い方: 洗剤と一緒に洗濯機に入れる
頻度: 週1回から2回
おすすめ製品:
- ワイドハイター(花王)
- ブライトSTRONG(ライオン)
対策3:洗濯槽を清潔に保つ
やること:
- 洗濯後は蓋を開けて乾燥させる
- 月1回、洗濯槽クリーナーで掃除
理由: 洗濯槽にカビや雑菌がいると、どんなに丁寧に洗っても臭いが移ります。
洗濯槽クリーナーの使い方:
- 40度から50度のお湯を入れる
- クリーナーを投入
- 3時間から一晩つけ置き
- すすぎ2回
対策4:脱いだ服は洗濯機に入れない
正しい方法: 通気性の良いカゴに入れる
理由: 洗濯機に入れっぱなしにすると、湿気で雑菌が増えます。
追加対策: 脱いだ服に除菌スプレーをかけておくと、臭いを防げます。
対策5:5時間以内に乾かす
重要: 5時間を超えると雑菌が増えやすくなります
5時間以内に乾かす工夫:
- この記事の干し方のコツを実践
- 家電(サーキュレーター、除湿機)を併用
どうしても5時間以内に乾かすのが難しい場合は、衣類乾燥機の使用を検討しましょう。Yoqunaの小型乾燥機(3kg/6kg)なら、部屋干しで乾ききらなかった洗濯物を短時間で仕上げられます。
→ yoquna.comで衣類乾燥機を見る
Youquna 衣類乾燥機
部屋干しに関するよくある質問
Q1:部屋干しはどのくらいで乾く?
洗濯物の種類や部屋の環境によりますが、工夫なしで8時間から12時間、この記事の方法を実践すると4時間から6時間が目安です。厚手のタオルやジーンズはさらに時間がかかります。
Q2:冬でも部屋干しの方が早く乾く?
はい、暖房をつけた部屋なら外より早く乾くことがあります。外気温が10度以下の時は、暖房をつけた室内の方が温度が高く、乾燥しやすい環境になります。ただし、加湿器を使っている場合は逆効果なので、換気を併用しましょう。
Q3:夜に洗濯物を干しても大丈夫?
大丈夫です。夜でも部屋の中なら干せます。ただし、朝まで放置すると雑菌が増えるため、できるだけ早く取り込みましょう。夜干す場合は、換気扇を回したり、窓を少し開けたりして湿気を逃がすことが重要です。
Q4:梅雨時期でも早く乾かせる?
梅雨時期は湿度が高いため、干し方だけでは限界があります。以下の方法を併用してください。
- 換気扇を常時運転
- 除湿器を使用
- エアコンの除湿機能を活用
- 少量ずつ毎日洗う それでも乾きにくい場合は、衣類乾燥機の使用を検討しましょう。
梅雨時期や冬など、干し方だけでは限界がある時期もあります。そんな時は、Yoqunaの小型乾燥機をチェックしてみてください。
→ yoquna.comで電気式衣類乾燥機を見る
Youquna 衣類乾燥機
今日から実践!部屋干しチェックリスト
- 脱水時間を2分から3分追加:水分量を減らす
- 洗濯後5分以内に干す:雑菌が増えるのを防ぐ
- こぶし1個分の間隔を空ける:風通しを確保
- アーチ干しにする:空気の流れを作る
- 厚手の服は裏返す:縫い目に風を当てる
- パーカーは逆さまに:フードを乾かしやすく
- バスタオルは蛇腹干し:表面積を増やす
- 部屋の中心に干す:窓際は避ける
- 対角線上の窓を開けて換気:湿気を外に逃がす
- 部屋干し用洗剤を使う:臭いを防ぐ
これらを実践すれば、家電を使わなくても部屋干しの乾燥時間を短縮できます。
参考文献・出典
- ウェザーニュース「部屋干しでも、洗濯物を早く乾かす裏ワザ5選」
- パナソニック「室内でもしっかり洗濯物を乾かす部屋干しのコツ」
- 東京ガス「部屋干しの洗濯物を早く乾かすとっておきのワザ」
- 独立行政法人国民生活センター「洗濯物の乾燥に関する実態調査」
- 消費者庁「家庭における湿度管理と健康」
- 日本気象協会「室内環境と湿度管理」












