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記事: 浴室乾燥機の置き型はこれ|工事不要で使える除湿機・衣類乾燥機の選び方

浴室乾燥機の置き型はこれ|工事不要で使える除湿機・衣類乾燥機の選び方

空気清浄機の上部

浴室乾燥機の置き型をお探しの方に、まず知っていただきたいこととして、厳密には「浴室乾燥機の置き型」という製品カテゴリは存在しませんが、工事不要で浴室の洗濯物を乾かせる製品は複数あります。

この記事では、浴室で使える除湿機や衣類乾燥機など、置き型として使える製品の選び方を、データに基づいて分かりやすく解説します。

この記事で分かる3つのポイント

工事不要で浴室の洗濯物を乾かす方法について、重要なポイントを3つに絞ってお伝えします。

  • 浴室乾燥機に置き型は存在しないが、工事不要で使える除湿機や衣類乾燥機があること
  • 通常の除湿機でも入浴後の浴室で使用できる場合があるが、浴室対応製品の方が安心して使えること
  • 生活スタイルと予算に合わせて、除湿機・衣類乾燥機・浴室乾燥機から選べること

経済産業省の家庭用電気機器分類によれば、浴室乾燥機は設置工事を伴う住宅設備機器として分類されています。主要メーカーの公式情報と家電量販店のデータに基づき、実用的な情報をお届けします。

置き型として使える製品は何か

「浴室乾燥機の置き型」を探している方が実際に必要としているのは、工事不要で浴室や脱衣所に置いて使える乾燥機器です。

浴室乾燥機には置き型がない理由

まず正確にお伝えすると、マックス、パナソニック、ノーリツ、リンナイ、TOTO、三菱電機など、主要メーカーが販売する「浴室乾燥機」に、置き型や据え置き型という製品は存在しません。

タイプ

設置方法

工事の必要性

価格相場

天井埋め込み型

天井に開口して埋め込む

必要

約3〜15万円

壁掛け型

壁面に取り付け金具で固定

必要

約5〜20万円

浴室乾燥機に置き型がない理由は以下の通りです。

浴室は湿度が高く、床置きの電気機器は感電リスクがあります。換気ダクトを外壁に接続する必要があるため、置き型では施工できません。また、電気用品安全法の浴室使用基準を満たすことが難しく、転倒や水濡れのリスクも高いため、製造されていません。

置き型の代わりに使える3つの製品

工事不要で浴室の洗濯物を乾かしたいというご要望は、以下の製品で実現できます。

製品タイプ

設置場所

価格相場

工事

主な用途

除湿機

浴室・脱衣所

約2〜5万円

不要

衣類乾燥・除湿

衣類乾燥機

脱衣所・リビング

約3〜8万円

不要

衣類乾燥専用

除湿機+サーキュレーター

どこでも

約2.5〜7万円

不要

衣類乾燥・除湿・空気循環

この中で「置き型の浴室乾燥機」に近い使い方ができるのが、浴室で使える除湿機です。

浴室で除湿機を使う際の重要な知識

除湿機を浴室で使う場合、知っておくべき大切なポイントがあります。

通常の除湿機でも浴室で使える場合がある

入浴後の浴室であれば、通常の除湿機でも使用できる場合があります。ただし、いくつか注意点があります。

入浴後の浴室で床が乾いている状態なら、通常の除湿機でも使用可能です。床が濡れている場合は注意が必要ですが、浴室対応除湿機ならより安心して使えます。入浴中の浴室では、どちらのタイプも使用できません。脱衣所から浴室に向けて使う場合は、どちらのタイプでも問題ありません。

通常の除湿機を浴室で使う際は、入浴後に床や壁の水滴を拭き取ってから使用し、シャワーの水が直接かからない場所に置いてください。使用後は浴室から出して乾燥させることをおすすめします。メーカーは基本的に浴室使用を想定していないため、自己責任となる点に注意が必要です。

一方、浴室対応除湿機を選ぶメリットとして、防滴仕様(IPX1〜2程度)で水滴に強く、湿度の高い環境での使用を想定した設計になっています。メーカー保証の範囲内で安心して使えるため、故障リスクも低くなります。

どちらを選ぶべきかの判断基準は、浴室での使用が中心なら浴室対応除湿機、脱衣所やリビングでの使用が中心なら通常の除湿機、予算重視で浴室でも使いたい場合は通常の除湿機を注意して使用する、という形になります。

除湿方式で選ぶ

除湿機には3つの方式があり、それぞれ特徴が異なります。

方式

価格相場

電気代(1回)

得意な季節

乾燥時間(2kg)

コンプレッサー式

約2〜5万円

約15〜25円

春〜秋(高温時)

約4〜6時間

デシカント式

約2〜4万円

約20〜30円

秋〜冬(低温時)

約5〜7時間

ハイブリッド式

約4〜8万円

約15〜30円

年中

約4〜6時間

※電気代は1kWhあたり30円で計算した概算値です。

コンプレッサー式の特徴

コンプレッサー式は夏場に向いており、気温が高いほど除湿能力が高くなります。消費電力が低く(約200〜300W)、運転音はやや大きめ(約40〜50dB)です。気温が低いと除湿能力が低下する傾向があり、本体がやや重い(約10〜15kg)のが特徴です。

こんな人におすすめ:
春から秋にかけて使用する方、電気代を抑えたい方、梅雨時期の除湿がメインの方に適しています。

デシカント式の特徴

デシカント式は冬場に向いており、気温に関係なく除湿できます。運転音が静か(約30〜40dB)で、本体が軽く(約5〜8kg)持ち運びしやすいのが特徴です。消費電力はやや高く(約300〜400W)、部屋が暖かくなります。

こんな人におすすめ:
冬場の洗濯物干しに使う方、静音性を重視する方、持ち運びしやすいものを求める方に適しています。

ハイブリッド式の特徴

ハイブリッド式は年中安定した除湿能力があり、季節に応じて方式を自動切換します。価格が高く、本体が大きく重い(約12〜18kg)のがデメリットです。

こんな人におすすめ:
年中使いたい方、予算に余裕がある方、1台で済ませたい方に適しています。

生活スタイル別のおすすめ製品

あなたの生活スタイルに合わせた製品選びのポイントをお伝えします。

世帯タイプ

おすすめ製品

価格帯

容量・サイズ

選ぶ理由

一人暮らし

コンパクトな除湿機

約2〜3万円

タンク1.5〜2L、幅30cm以下

場所を取らず価格も抑えられる

共働き夫婦

タイマー付き除湿機・衣類乾燥機

約3〜6万円

3〜6kg、タイマー2〜8時間

帰宅時に乾いている、時短になる

子育て世帯

大容量衣類乾燥機

約5〜8万円

6〜8kg

洗濯物が多く毎日使える

高齢者世帯

軽量で操作が簡単な除湿機

約2〜4万円

重量5〜8kg以下、ボタン少なめ

持ち運びしやすく操作が分かりやすい

一人暮らしの方には、幅30cm以下のコンパクトなモデルで、タンク容量1.5〜2L、除湿能力5〜7L/日程度のものがおすすめです。浴室で2〜3時間使用し、脱衣所やワンルームでも活躍します。梅雨時期の除湿にも使えるため、年間を通して活用できます。

共働き夫婦の方には、切タイマー2〜8時間の機能があり、容量3〜6kgのモデルが適しています。朝出かける前にセットし、6〜8時間タイマーで自動停止するように設定すれば、帰宅時には乾いています。週末にまとめて洗濯する使い方もできます。

子育て世帯の方には、容量6〜8kgの大容量衣類乾燥機がおすすめです。乾燥時間が約90〜150分と短く、毎日使用しても負担が少ないです。保育園・幼稚園の洗濯物も乾かせ、花粉の季節も室内干しができます。

高齢者世帯の方には、重量5〜8kg以下で持ち手があり、ボタン数が少ないモデルが使いやすいです。脱衣所から浴室に向けて使用すれば移動が少なく、シンプルな操作で使えます。除湿機能で結露対策にも活用できます。

除湿機・衣類乾燥機を買える場所

購入場所によって価格やサービスが異なります。

購入場所

価格の傾向

メリット

デメリット

家電量販店

店頭価格

実物確認できる、即日持ち帰り可、店員に相談できる

在庫限定、店舗まで行く必要

ネット通販

店頭より安い場合が多い

価格が安い、口コミ確認できる、品揃え豊富

実物確認できない、配送待ち

メーカー直販

定価

保証が充実、専門的な相談可、最新モデル

価格が高い、店舗が限られる

ホームセンター

店頭価格より安い場合あり

駐車場が広い、日用品と一緒に買える

品揃えが少ない、専門知識が限定的

家電量販店での購入は、実物を見て選べ、店員に質問できる点が魅力です。ポイントが使える・貯まり、即日持ち帰りができます。延長保証に加入できるのも安心です。実物を確認してから買いたい方、今すぐ必要な方、店員に相談したい方におすすめです。

ネット通販での購入は、価格が店頭より安い場合が多く、口コミやレビューを確認できます。24時間いつでも注文でき、自宅まで配送してくれます。ポイント還元率が高い場合もあります。価格を最優先したい方、口コミを参考にしたい方、店舗に行く時間がない方に適しています。

メーカー直販での購入は、最新モデルが揃っており、専門的な相談ができます。メーカー保証が充実し、純正品で安心です。特定のメーカーに決めている方、保証を重視する方、専門的なアドバイスが欲しい方におすすめです。

こんなときどうする?トラブル解決

浴室に置かれたサーキュレーター

除湿機や衣類乾燥機を使っていて困ったときの対処法をお伝えします。

洗濯物がなかなか乾かない

洗濯物が乾かない原因はいくつか考えられます。

フィルターが目詰まりしている場合は、フィルターを掃除機で吸うか水洗いしてください。週1回の清掃が目安です。洗濯物を詰め込みすぎている場合は、洗濯物の量を減らし、間隔を空けて干すことで改善します。余裕を持たせることが大切です。

部屋が寒い場合、コンプレッサー式は気温が低いと能力が低下する傾向があるため、デシカント式またはハイブリッド式への変更を検討してください。湿度が高すぎる場合は、換気扇を併用したり、サーキュレーターを追加することで効果が上がります。浴室は特に湿度が高くなりやすいです。

除湿機が古くなっている場合、購入から8年以上経過していれば、買い替えを検討するタイミングかもしれません。

除湿機の水がすぐ溜まる

これは除湿機が正常に働いている証拠ですが、頻繁に水を捨てるのが手間な場合の対策があります。

タンク容量の大きい機種に変更する方法があります。タンク容量3L以上のモデルを選べば、4〜6時間の連続使用に対応できます。排水ホース対応機種を選ぶと、連続排水ホースで浴槽や排水口に直接排水でき、タンクの水を捨てる手間がなくなります。

除湿能力を確認し、8L/日以上の除湿能力があると安心です。ただし、使用環境により実際の除湿量は変動します。

運転音がうるさい

運転音が気になる場合、原因を特定して対策しましょう。

本体が不安定に設置されている場合は、平らで安定した場所に設置し直してください。浴室の床が傾いている場合は台を使うとよいでしょう。経年劣化の場合は、メーカーに点検を依頼するか、買い替えを検討してください。購入から8年以上経過している場合は特に注意が必要です。

機種の特性として音が大きい場合は、静音モデルに買い替える選択肢があります。コンプレッサーの振動音が気になる場合は、デシカント式への変更を検討してください。デシカント式は構造上、音が静かです。

静音性を重視する場合は、デシカント式を選ぶ(約30〜40dB)、夜間モード・静音モード搭載機種を選ぶ、口コミで「静か」と評価されている機種を選ぶことがポイントです。

電気代が高いと感じる

電気代が予想より高い場合、いくつかの原因が考えられます。

デシカント式を長時間使用している場合、デシカント式は消費電力が高い(約300〜400W)ため、コンプレッサー式またはハイブリッド式への変更を検討してください。毎日長時間使用している場合は、月間の使用時間を計算し、必要な時間だけ使用し、タイマーを活用しましょう。

古い機種を使用している場合、古い機種は省エネ性能が低いため、最新の省エネモデルへの買い替えを検討する価値があります。

電気代の節約方法として、タイマー機能を活用して無駄な運転を減らす、サーキュレーターと併用して運転時間を短縮する、フィルター清掃をこまめに行い効率を維持する、夏場はコンプレッサー式、冬場はデシカント式と使い分けることが効果的です。

衣類乾燥機という選択肢

浴室以外の場所で洗濯物を乾かしてもよい場合は、衣類乾燥機も選択肢になります。

衣類乾燥機は初期費用が約3〜8万円で、脱衣所やリビングに設置します。乾燥時間は約90〜150分と短く、電気代は1回あたり約30〜50円です。他の用途には使えませんが、設置スペースは幅50〜70cm必要で、浴室では使用できません。

一方、除湿機は初期費用が約2〜5万円で、浴室や脱衣所に設置できます。乾燥時間は約4〜6時間と長めですが、電気代は1回あたり約15〜25円と安く、除湿や結露対策にも使えます。設置スペースは幅30〜40cmで、浴室でも使用可能です。

※電気代は1kWhあたり30円で計算した概算値です。

衣類乾燥機のメリットは、乾燥時間が短い(除湿機の約半分)、専用設計で乾燥ムラが少ない、大容量(3〜8kg)でまとめて乾かせることです。デメリットは、初期費用がやや高い、浴室では使用できない、衣類乾燥以外の用途がない、設置スペースを取ることです。

総務省の家計調査によれば、衣類乾燥機の保有率は約30%程度とされています。

衣類乾燥機の容量は、1〜2人暮らしなら3kg(約3〜6万円、バスタオル2〜3枚、Tシャツ4〜5枚程度)、2〜4人家族なら6kg(約5〜8万円、バスタオル5〜6枚、Tシャツ8〜10枚程度)、4人以上の家族なら8kg以上(約8〜15万円、家族1日分の洗濯物)が目安です。

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浴室乾燥機を後付けするという選択肢

新品の浴室乾燥機

持ち家で長期的に使う場合は、本格的な浴室乾燥機の設置も検討する価値があります。

浴室乾燥機(天井埋め込み型)は、初期費用が約8〜30万円(工事費込)で、工事が必要(2〜8時間)です。乾燥時間は約1.5〜3時間、電気代は1回あたり約50〜70円です。浴室暖房とカビ対策に優れ、換気機能もあります。賃貸住宅では許可が必要で、引っ越し時に持っていけません。省スペース(天井埋め込み)で、メンテナンスは月1回のフィルター清掃、寿命は約10〜15年です。

除湿機(置き型)は、初期費用が約2〜5万円で、工事は不要です。乾燥時間は約4〜6時間、電気代は1回あたり約15〜25円と安く、除湿や結露対策にも使えます。設置スペースは幅30〜40cmで、浴室でも使用可能です。メンテナンスは週1回のタンク排水、寿命は約8〜12年です。

※電気代は1kWhあたり30円で計算した概算値です。

浴室乾燥機が向いている人

持ち家で10年以上住む予定があり、初期費用8〜30万円を許容できる方です。冬場の浴室暖房が必要(ヒートショック対策)で、浴室のカビに悩んでおり、24時間換気システムとして使いたい方、短時間で洗濯物を乾かしたい方に適しています。

置き型の除湿機が向いている人

賃貸住宅に住んでおり、初期費用を2〜5万円に抑えたい方です。工事なしですぐに使いたく、引っ越しの予定があり、梅雨時期の除湿にも使いたい方、浴室暖房は不要な方に適しています。

国土交通省の住宅設備機器に関する調査によれば、新築住宅の約65%程度に浴室乾燥機が設置されているとされています。

5つの質問で分かる診断フロー

あなたに合う製品を5つの質問で診断します。

質問1:住宅の所有形態は?

持ち家(戸建て・分譲マンション)の方は質問2へ進んでください。
賃貸住宅(賃貸マンション・アパート)の方は、工事不要の除湿機または衣類乾燥機がおすすめです。

質問2:予算はどのくらい?

8万円以上の方は質問3
3〜8万円の方は衣類乾燥機がおすすめ、2〜5万円の方は除湿機がおすすめです。

質問3:浴室暖房機能は必要?

必要(冬場の寒さ対策・ヒートショック対策)の方は浴室乾燥機の設置工事がおすすめ(費用8〜30万円)
不要(洗濯物の乾燥のみ)の方は質問4へ進んでください。

質問4:使用場所の希望は?

浴室で乾かしたい+カビ対策も重視する方は浴室乾燥機の設置工事または除湿機がおすすめ
浴室以外(脱衣所・リビング)でもよい方は質問5へ進んでください。

質問5:乾燥時間の希望は?

できるだけ短時間(90〜150分)の方は衣類乾燥機がおすすめ(費用3〜8万円)、4〜6時間程度でもよい+除湿機能も欲しい方は除湿機がおすすめ(費用2〜5万円)です。

この診断結果を参考に、家電量販店で実物を確認してから購入することをおすすめします。

置き型として使える製品の詳細比較

判断の参考として、3つの選択肢を詳しく比較します。

比較項目

浴室乾燥機

衣類乾燥機

除湿機

初期費用

約8〜30万円

約3〜8万円

約2〜5万円

工事

必要

不要

不要

設置場所

浴室のみ

脱衣所・リビング

浴室・脱衣所

乾燥時間(2kg)

約1.5〜3時間

約90〜150分

約4〜6時間

電気代(1回)

約50〜70円

約30〜50円

約15〜25円

浴室暖房

×

×

カビ対策

×

換気機能

×

賃貸住宅

引っ越し時

不可

他の用途

なし

なし

除湿・結露対策

運転音

約45〜55dB

約40〜50dB

約35〜45dB

メンテナンス

月1回

週1回

週1回

寿命

約10〜15年

約8〜10年

約8〜12年

※電気代は1kWhあたり30円で計算した概算値です。

  • 低コストで始めたい方
    除湿機(2〜5万円)がおすすめです。梅雨時期の除湿にも使え、年中活躍し、賃貸住宅に適しています。
  • 短時間で乾かしたい方
    衣類乾燥機(3〜8万円)が適しています。乾燥時間90〜150分で、大容量で家族向け、専用設計で乾燥ムラが少ないです。
  • 浴室暖房も必要な方
    浴室乾燥機(8〜30万円)がおすすめです。ヒートショック対策になり、カビ対策ができ、持ち家で長期使用向けです。

除湿機の効果的な使い方

置き型として除湿機を使う場合、効果を高める使い方があります。

設置位置のポイントとして、浴室の中央に置き、洗濯物から約50cm離してください。吹き出し口を洗濯物に向け、床が濡れている場合は、すのこや台の上に置くことをおすすめします。

サーキュレーターとの併用も効果的です。除湿機は浴室の中央または脱衣所に置き、サーキュレーターは洗濯物の下から上向きに風を送ります。空気の流れを作ることで、乾燥ムラを防げます。

パナソニックの実験データによれば、除湿機とサーキュレーターを併用することで、除湿機のみの場合と比較して乾燥時間が短縮される傾向が見られたとされています。

換気扇との併用も有効です。弱運転で換気扇を回すことで、湿気を外に排出しやすくなり、除湿機の負担が減り、カビの発生を抑えられます。ただし、強運転にすると除湿効率が下がることがあるため注意してください。

よくある質問10選

Q1:浴室乾燥機の置き型はありますか

浴室乾燥機に置き型という製品は存在しません。工事不要で使いたい場合は、除湿機(2〜5万円)または衣類乾燥機(3〜8万円)が選択肢になります。これらは置き型として使え、浴室乾燥機と同様に洗濯物を乾かせます。

Q2:通常の除湿機を浴室で使っても大丈夫ですか

入浴後の浴室であれば、通常の除湿機でも使用できる場合があります。ただし、床や壁の水滴を拭き取り、シャワーの水が直接かからない場所に置いてください。使用後は浴室から出して乾燥させることをおすすめします。より安心して使いたい場合は、浴室対応の除湿機を選ぶとよいでしょう。

Q3:除湿機で洗濯物は何時間で乾きますか

2kg程度の洗濯物で約4〜6時間が目安です。サーキュレーターを併用すると短縮できる場合があります。衣類乾燥機(90〜150分)と比較すると時間がかかりますが、電気代は約半分程度です。

Q4:賃貸でも使える置き型の製品はどれですか

除湿機と衣類乾燥機は工事不要なので賃貸住宅でも使用できます。引っ越しの際も持っていけるため、賃貸の方には除湿機(2〜5万円)が適しています。

Q5:コンプレッサー式とデシカント式どちらがいいですか

夏場の使用が中心ならコンプレッサー式、冬場も使うならデシカント式が適しています。年中使う場合は、やや高価ですがハイブリッド式を選ぶと季節を問わず使えます。

Q6:浴室乾燥機を後から付ける費用はいくらですか

工事費込みで約8〜30万円かかります。システムバスで既存の換気扇がある場合は約8〜15万円、新規開口が必要な場合は約15〜25万円程度が相場です。電気工事士の資格を持つ業者に依頼する必要があります。

Q7:除湿機の電気代はいくらですか

1回あたり約15〜25円程度です。毎日使用すると月に約450〜750円程度になります。浴室乾燥機(約50〜70円/回)や衣類乾燥機(約30〜50円/回)と比較すると電気代を抑えられます。

Q8:浴室のカビ対策には何が効果的ですか

浴室乾燥機が効果的ですが、工事費用が8〜30万円かかります。費用を抑えたい場合は、除湿機を浴室に置いて湿度を下げる方法があります。入浴後に換気扇を回し続けることも効果的です。

Q9:除湿機は何年使えますか

一般的に8〜12年程度使用できます。週1回のタンク清掃とフィルター掃除を行うことで長持ちします。浴室で使用する場合は、使用後に本体を拭いて湿気を取ることが大切です。

Q10:除湿機と衣類乾燥機どちらがおすすめですか

乾燥時間を重視するなら衣類乾燥機(90〜150分)、コストと多用途性を重視するなら除湿機(2〜5万円で除湿にも使える)が適しています。浴室で使いたい場合は除湿機、脱衣所やリビングで使う場合は衣類乾燥機を選ぶとよいでしょう。

購入前の最終確認チェックリスト

製品を選ぶ前に、以下の5項目を確認してください。

✅住宅の所有形態は? 賃貸なら工事不要の除湿機または衣類乾燥機を選びましょう。
✅予算はどのくらい? 2〜5万円、3〜8万円、8万円以上で選択肢が変わります。
✅浴室暖房機能は必要か 必要なら浴室乾燥機の設置工事を検討してください。
✅使用場所はどこか 浴室なら除湿機、脱衣所・リビングなら衣類乾燥機が適しています。
✅許容できる乾燥時間は 90〜150分なら衣類乾燥機、4〜6時間程度でもよいなら除湿機を選びましょう。

これらを確認してから製品を選ぶことで、納得のいく買い物ができます。浴室乾燥機の置き型は存在しませんが、工事不要の除湿機や衣類乾燥機で快適な室内干し環境を作ることは可能です。

参考文献・出典

  • 経済産業省 家庭用電気機器分類
  • 電気用品安全法 浴室使用電気製品基準
  • 総務省統計局 家計調査
  • 国土交通省 住宅設備機器に関する調査
  • マックス株式会社 浴室乾燥機製品ラインナップ
  • パナソニック株式会社 浴室乾燥機・衣類乾燥機・除湿機製品情報
  • ノーリツ 浴室乾燥機製品仕様
  • リンナイ株式会社 浴室乾燥機製品情報
  • TOTO株式会社 浴室乾燥機製品情報
  • 三菱電機 浴室乾燥機製品情報
  • シャープ 除湿機・衣類乾燥機製品情報
  • 日立グローバルライフソリューションズ 衣類乾燥機・除湿機製品仕様
  • 象印マホービン 衣類乾燥機製品データ
  • アイリスオーヤマ 除湿機・衣類乾燥機製品情報
  • 東芝ライフスタイル 衣類乾燥機製品データ
  • コロナ 除湿機製品情報
  • ビックカメラ 家電販売データ
  • ヨドバシカメラ 除湿機・衣類乾燥機販売実績